こんにちは、キムちゃんです。
みなさん、因幡の白うさぎのお話ご存知ですか?
私は子供の頃に絵本で読んでとても心に残っています。
学生時代は日本文学を専攻しまして、古事記をテーマにしたゼミに所属し
ていたので古代の文献で因幡の白うさぎを読んだ時は感慨深かったものです。
超簡単なあらすじ。
白うさぎがワニザメを騙すのですが、それを知って怒ったワニザメが白うさぎの体中の毛を剥
いでしまいます。痛がって泣いていると、通りかかった大国主命(だいこくさまですね)が「傷口
を真水で洗って、がまの穂綿にくるまっていたら治りますよ」と教えてくれます。
「がまの穂綿」・・・素敵。
幼いころからどういうわけかその「がまの穂」が妙に気になっていましたが、一度も本物を
見たことがありませんでした。
「がま口」とか「がまがえる」など、「がま」と言う響きをたまたま耳にしてはフュッと思い出し、
「そういえばがまの穂の実物を見てみたいなあ・・・」と何度も漠然と思っていたりもしました。
すると先日、とうとう憧れの「がまの穂」を発見しました!
なんと我が家の向かいの空き地に群生しておりました。ここに引っ越してきてよかっ
た。
じゃーん。
茶色い部分は長さ15~20センチ、直径は太いもので3センチほどありましょうか。
子供たちは「チョコアイスみたい」と言いながらもけっこうグロテスクなので近寄りません(笑)
グロテスクと言われようとも、夢の「がまの穂」を私は毎日うっとりしながら眺めております。誰一人として共感してくれませんけどねぇ。
このがまの穂、秋になると茶色の部分がふわふわっとした「穂綿」になるんだそうです。
毎日つぶさに観察していますので、「穂綿」になったらまたご報告しますね!